最近ときどき耳にする「愛着障害」という言葉があります。

これは、発達障害の一種であるADHDとよく混同されますが、実際には全く異なるものです。

愛着障害は乳幼児期に虐待やネグレクトにより保護者に十分な愛着が得られなかったことで引き起こされる障害の総称であり、完全に後天的・環境的な原因の症状です。

これに対しADHDは脳内の神経伝達物質が不足して起こる先天的・体質的な症状です。

今回はこの愛着障害の具体的な症状について見ていきたいと思います。
具体的 愛着障害 症状

具体的な愛着障害の症状は2種類 脱抑制型と抑制型

愛着障害の症状は、他者との距離感が適切に保てず、コミュニケーションがうまくいかないというものです。
そして愛着障害の症状の出方には、脱抑制型と抑制型の2種類があります。

脱抑制型愛着障害の子供は他者への警戒感を持ちません。初対面の人にも過度になれなれしく接したり、あまり知らない人に対しても警戒感をまったく持たずに近づいていったり、他人を親より好きだと言ったりします。

スポンサーリンク

抑制型愛着障害の子供は、これとは真逆であり、他者への過剰な警戒感・猜疑心を持ち、自分の心を閉じて他者を信用することがありません。人に優しくされてもこれを信用できず逆に腹を立ててしまったり、自分の感情も抑え込んでしまう症状が出ます。

脱抑制型と抑制型は、一見真逆の症状ですがどちらも自らの感情表現や他者との距離の取り方がうまくできない点が共通しています。

大人の愛着障害の症状

大人でも愛着障害の症状を持つ人はいます。

子供の頃に適切な治療改善を受けなければ、愛着障害はそのまま残ってしまうからです。

基本的には子供と同じ症状です。
たとえば他者に異常になれなれしくしたり、警戒感を持たずに過剰にコミットしたり依存したりする傾向があります。

抑制型なら他人を全く信用できず常に猜疑心、孤独感を持っていたり、恋人にやパートナーにうまく甘えられなかったり自分の感情を出せなかったりすることになります。

これらを改善するためには、まずは周囲への安心感を得て不安を解消し、自らを受け入れることが必要です。

パートナーの協力を得て安全地帯を確立し、親と和解したり信頼できる医師を探したり友人や福祉を頼ることも有効な対策の一つと言えるでしょう。

スポンサーリンク